
京丹後市内の自動車整備工場にて、車検の際に行われるノートパソコンを使ったOBD(車載式故障診断装置)を使った検査&診断にて、通信がうまくできなくなったとの連絡を受け、現地にて2日間にわたり動作確認を行いました。
OBD検査は、車両に搭載されている電子制御システムに異常がないかを確認する検査で、2024年10月以降一部の車両で義務化されました。
すでに全国の自動車の整備工場では、パソコンを使ったOBD検査を行う仕組みが整えられています。
状況からすると、今まで利用できていたOBD診断が、新たなバージョンの診断ソフトを導入した際に正常動作しなくなったようです。
このノートパソコンには、Windows10(64bit)が搭載されていますが、OBD検査専用ということもあり、Windows10のアップデートなどは一切行われず運用していました。
今回、車体診断ソフトのみ新しくなり、Windows10システムなどは購入時の古い状態のままでしたので、これらを最新の状態にアップデートして動作確認を行いましたが、上手く通信できない機能などがあります。
車体診断ソフトを再インストールしたり、64bit用の必要ソフトなども説明書き通りに再インストールしてみましたが、検査機との通信がうまくいきませんでした。
当店としてはノートパソコンに問題があると断定することはできませんでしたので、車関連の専門業者にノートパソコンを預けOBDソフトの代行設定を依頼いただくことでこの日の確認作業は終了となりました。
もし代行業者による設定でも正常動作しない場合は、OBD検査機やノートパソコン側に問題がある可能性が出てきます。
現代は車にも検査機にもコンピュータが搭載されお互いに通信していますので、ソフトウェアやドライバのバージョンの違いなどにより様々な障害が発生する可能性があります。
京丹後市内や丹後半島地域にお住まいの方、なぜか自分のパソコンだけ特定ソフトウェアが正常動作しないなどの症状でお困りの方は、出張パソコン修理の未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせください。



