
先月報告を行わせて頂きました医療事務所における医療保険のオンライン請求端末設定に関する再訪問です。
6月に入り、医療事務所にて実際の診療データを使った請求テスト運用が開始され、診療データを請求先にうまく送信できない不具合が発生しました。
本日は、その原因究明と対処に関する報告です。
現地端末にて、社会保険診療報酬支払基金に対するオンライン請求(テスト)にて診療請求データを請求先サイトにブラウザからアップロードすると、なぜか読み込めませんのエラーメッセージが表示されます。
診療請求データ(CSV)の内容や請求月などを確認しますが、特に問題は無いただのCSV形式のテキストファイルです。
他に必要となるソフトウェアやプラグインなどが無いかを調べても、不足しているものは特に無さそうです。
ネットで同症状で困っている人の案件などを検索していたところ、オンライン請求に関する仕様書が見つかり、いろいろ読んでいくとその原因がわかりました。
診療請求データはブラウザからダウンロードするのですが、この時にブラウザのダウンロードフォルダにはRECEIPTH.UKE、RECEIPTH(1).UKE、RECEIPTH(2).UKEと過去の診療請求データが溜まっていきます。
仕様書によると、オンライン請求でアップロードする診療請求データはRECEIPTH.UKEであると定義されており、RECEIPTH(1).UKEやRECEIPTH(2).UKEなどのその他のCSVテキストファイルは一切許されない仕様のようです。
ファイル名をRECEIPTH.UKEにして再度アップロードを試行すると、社会保険診療報酬支払基金の診療請求データは正しくアップロードされ、きちんと請求状況にも反映されるようになりました。
請求先はまだ他にもありますが現状の環境ではまだ試せませんので、担当者に今回のファイル名の仕様についてを説明の上、引き続き請求テストを続けて頂くことになります。
同様の症状で悩まれている方も多いかと思いましたので、細かな内容ですが、念の為記事にさせて頂きました。
京丹後市や丹後半島地域にお住まいの医療関係者様で、オンライン請求に関する設定や不具合でお困りでしたら、未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせ下さい。



