GW明けの朝、お得意様からのSOSを受け、現地にてお客様のパソコン上に表示されている画面(写真の通り)を確認しました。
これは偽のセキュリティ警告画面の実際の画面です。
Windows11のブラウザ(Edge)にて、日々日課となっている大手ポータルサイトのニュース記事などを巡回している際に、とあるバナー広告をクリックしたところ、このような偽セキュリティ警告画面が全画面表示されたとのことです。
大手ポータルサイトには、ページ上に様々な広告が埋め込まれています。しかしこれらの広告には、稀に悪意を持った広告が含まれている場合があります。
この偽セキュリティ警告画面は、一般的に「偽警告」と呼ばれているもので、お客様のパソコンがウイルスに感染しているものと勘違いさせ、表示されている電話番号に電話をかけさせ、遠隔操作やウイルス駆除費を請求するなどの被害をもたらします。
画面だけみると、いかにもWindowsに標準で搭載されているセキュリティ機能があなたに警告しているように偽装していますが、すべて嘘です。
これらの画面が表示されたら、Ctrl+Alt+Delでタスクマネージャーを開き、Edgeなどのプロセスを終了するだけで、警告画面はすべて消えます。
その後に、怪しいプログラムなどがインストールされていないかを確認し、アプリとブラウザコントロールのセキュリティ設定が正しく動作していることを確認します。最後にパソコンを再起動して偽警告画面が再発することがないことを確認して処置は完了となります。
ちなみに当店のお客様でも、これらの偽警告に騙され、表示されている電話番号にうっかり電話をしてしまい、相手の巧みな話術に誘導され、クレジットカードで支払いを行った方や、遠隔操作されシステムに怪しいバックドアを仕込まれた方など、実際に被害を受けられた方がいらっしゃいます。
京丹後市近郊にお住まいで、このような偽警告画面が頻繁に表示されるなどでお困りなら、未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせ下さい。