マザーボード

落雷(雷サージ)によるデスクトップパソコン故障対応-京丹後市内の事務所

京丹後市網野町では9月2日夜に非常に激しい落雷がなんどもあり、空がずっと光っているような異様な光景でした。
それから2日経過して、お得意様からパソコンの調子がおかしいとの連絡を受け、現地診断を行わせて頂きました。

現地にて調査したところ、2台のデスクトップに異常が発生していました。

■1台目の故障パソコン
[パソコンの種類] デスクトップ(Windows11)
[症状] Windowsを起動しサインイン後にしばらく時間が経過すると再び再起動する。

■2台目の故障パソコン
[パソコンの種類] デスクトップ(Windows11)
[症状] 電源ボタンを押しても起動しない。内部のファンなども回転しない。無音。

(1台目のデスクトップへの対応)
イベントビューアにはKernel-Powerが頻繁に表示されているので、まずは電源ボックスの故障を疑い電源ボックス交換を行ったが症状変わらず。SSD診断、メモリ診断を行うが異常なし。
メモリを1枚挿しにしたりCMOSクリアしても改善されず。当店の診断はマザーボード故障となりました。

(2台目のデスクトップへの対応)
新品のATX電源に交換し動作確認しますが症状変わらず。グラボを外したりメモリを外したりして動作確認を行いますが、マザーボード側が全く反応しません。こちらもマザーボード故障の可能性が高いです。

この2つの異常は落雷後に発生するようになったため、雷サージ(落雷が電柱の電線や屋内配線を伝ってコンセント経由で機器に損傷を与えた)と考えられます。
2台のデスクトップはまだ比較的新しいこともあり、交換用のマザーボードが調達できますので、既に手配済みです。後日マザーボード交換を行い更に壊れている部品があるかを調べることになります。

1台のデスクトップは非常に古いため、新品のマザーボードが調達できません。
こちらについては全損扱いとなり修理不可能ですので、パソコンをまるごと買い替えて頂くしか方法がございません。

この件につきましては、完全復旧までしばらくかかりそうなので、少しずつ投稿で紹介させて頂きます。

京丹後市や丹後半島地域にお住まいの方で、突然の落雷などによりパソコン等が異常な状態になりましたら、未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせ下さい。

マザーボード交換・Windows新規インストール-京丹後市内のデスクトップパソコン

先日のマザーボード故障による起動不具合で入院中のデスクトップですが、本日交換用のマザーボードが東京から届きましたので、マザーボード交換作業を行いました。

写真はマザーボード交換中の様子です。故障したマザーボード(B450チップセット)は入手に時間がかかりそうでしたので、ワンランク上のマザーボード(B550チップセット)へのアップグレード交換となります。

まずはCPUやファン、メモリ、CPUを取り外してから故障マザーボードの配線を取り外し、故障マザーボードを取り外します。
続いて、新マザーボーを固定し、それらに配線を行った後、CPU、CPUファン、ケースファン、メモリ、SSDを取り付けていきます。
パソコンを起動させ、各部品が正常に動作していて、CPU温度などに異常が無いことを確認し、まずは第一段階終了です。

第二段階は、Windowsのクリーンインストールです。
Windows10をUSBからインストールし、最新アップデートまで更新します。
続いてドライバソフト、必要な個別ソフトを順次インストールし、最後に細かな動作確認を行い、事務所での交換作業は完了です。

相手先に連絡後、直ちにパソコンをお客様のもとへ納品させて頂き、現地にてお客様立会いのもとシステムの正常動作を確認して頂いた上で、復旧作業は完了となりました。
このパソコンはお客様が顧客管理に使用されていましたので、引き取りからマザーボード交換&納品まで27時間くらいで戻ってきたパソコンにお客様は大変驚かれていました。

京都・京丹後市近郊でのパソコン修理なら未来オフィスNAOへおまかせ下さい。

パソコンが起動しない原因究明&出張修理

このパソコンは前法人時代であった約6年前に私が設置したメーカー製デスクトップです。
電源ボタンを押すと、電源ランプがハードウェア故障を意味する光り方をしました。

こういった場合、まずは故障の原因をとなっている部品を特定します。
接続されている部品を取り外し、パソコンが起動する最小限の構成にして、どの部品に問題があるかを一つずつ確認していきます。
しかし、一番故障の可能性が高いと思われた電源ボックスを交換しても現象は変わらず、一番重要な部品であるマザーボードの故障が疑われる状態となりました。

最後の手段として、マザーボードの設定を初期化する作業を行ってみます。するとパソコンが起動するようになり画面も正常に表示されました。しかし一度システムをシャットダウンすると、その後の起動でまた同様の現象が発生します。原因はマザーボードに取り付けられているボタン電池で確定しました。


通常パソコンに内蔵されているこの電池の残量が寿命で無くなっても、パソコン起動時に英語のエラーメッセージが表示されるだけで起動はするものです。しかしメーカー製パソコンは起動時に独自のハードウェア診断などが組み込まれているので、その診断でエラーとなり正常に起動しなかったんだと思われます。


この日は機材車に積んでいた中古のボタン電池を取り付け、パソコンが正常に動作する状態にして帰りました。
今回の作業時間は現地にて1.5時間です。後日新品のボタン電池に交換して作業は完了となります。

パソコンはメーカーや機種によって、故障時の動作や現象も様々です。
もし京丹後市周辺にお住まいで、パソコンが不安定になり困っている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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