Windows10/11の標準機能であるリモートデスクトップ機能は便利です。
複数の事業所を光ネットワーク(LAN)で接続し、この機能を使って会計処理されているお得意様より、ずっと使えていたリモートデスクトップ接続が「お待ち下さい」の状態のままログインできなくなったとの連絡を受け直ちに出張訪問させて頂きました。
実はこの接続障害件は、約一ヶ月ほど前にも不具合が発生していて、その際には上位のネットワーク機器などを再起動させていただき、以後不具合が再発するかどうかを観察させていただいておりました。
症状が再発したことで、これはネットワークの問題ではなく、リモートデスクトップ接続のホスト側とクライアント側のいずれかの問題であると考え作業にあたりました。
現地でリモートデスクトップ接続を試してみると、確かに画面が「お待ち下さい」のまま接続待ちしている状態となり、待っていても接続が始まりません。
これはホスト側で他のセッション情報などが残っている可能性が高いと考え、直前までリモート接続を行っていた他の端末からリモートデスクトップ接続を行ってみます。
するとこちらの端末からは正常に接続が完了し、問題なく動作しています。
念の為、この端末からログオフする際に、ウインドウ右上のXボタンではなく、スタートボタンの「ログオフ」を選んで接続を切断してみました。
その直後に問題が発生していた端末から再びリモートデスクトップ接続を行ってみると、今度はすんなりと接続が成功しました。
やはり、Xボタンで作業を終了した際に、なんらかの理由でセッションが残ってしまうことがあるようです。
Windowsのリモートデスクトップ機能は、基本的に同時にログインできるのは1セッションのみです。
例えば誰かがある端末から接続している状態で、新たな端末からの接続があれば、前の端末からの接続は強制切断されるはずなのですが、どうやらそれがうまく動作せず今回のような状態で待たされることがあるようです。
リモート接続を担当している担当者様に、今回の接続障害の原因と再発防止の為のログオフ運用を説明させて頂き、この日の作業は完了となりました。
京丹後市にお住まいの方で、Windowsにおける突然の不具合で業務に支障をきたしている方がいらっしゃいましたら、未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせください。
プロがスピーディーに原因究明を行い、対処させていただきます。