お得意様より「デスクトップパソコンの画面に見慣れないソフトが表示されるようになった」との連絡を受け、その調査と除去に出張いたしました。
ソフトの正体は、WinZip System Utilities Suiteという無料ソフトでした。
WinZipというのは、かつてはWindows用の無料ファイル圧縮解凍ソフトとして有名でしたが、Windowsに標準でファイル圧縮&展開機能が搭載されてからは不要になったソフトです。
このWinZipにも現在は様々なシリーズがあるようで、このSystem Utilities Suiteは、レジストリのクリーニングや不要なプログラムのアンインストール、一時的キャッシュの削除、ディスクの使用状況などが確認出来るようです。
ヒアリングにおいても、このソフトを自ら入手した記憶は無いとのことでした。
この手の無料ソフトは、パソコンに常に負荷をかけ続け、操作のレスポンスを非常に悪くしますので、現在は不要なものです。
お客様に内容を説明させて頂いた後、WinZip関連のアプリをすべてアンインストール、サービスも全て無効にしました。
最後にパソコンを再起動し、このソフトが自動で起動しないことを確認して作業は完了となりました。
WinZip System Utilities Suiteの入手経路については、正確にはわかりませんが、おそらく以前からこのパソコンには圧縮解凍のみのWinZipというソフトがインストールされていて、最近になりネット経由でこのソフトのアップデートが行われ、その際に上位グレードのWinZip System Utilities Suiteに置換されたものと考えられます。
京丹後市にお住まいの方で、ある日突然、見慣れないソフトの画面が表示されるようになってどうしていいのかわからない場合は、未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせ下さい。