約13年前にお得意様向けにメインパソコンとして納品させて頂いたデスクトップが起動しなくなったとの連絡を受け出張訪問&引き取りを行わせて頂きました。
当時はメインパソコンとして活用されていましたが、数年前に新たなメインパソコンに役目を引き継ぎ、その後は事務所端末として活用されていたものです。

NAO事務所に持ち帰り、早速故障箇所の原因を探ります。
電源オフでも電源ランプが点灯しっぱなしという経験したことのない状態で、真っ先にマザーボードの故障を疑いました。
色々試してみると、ケースのスイッチ類が常時ショート状態になっているようで、長年の錆によりケースのスイッチや端子類が故障しているという診断結果となりました。
長くパソコンの修理業務を行っていますが、今回の症状は初めてのケースでまたひとつ賢くなりました。

現在でも現役で稼働中のパソコンですので、なるべく早急な修理が必要です。
事務所内のスリムケース(中古)を使い修理を進めていきます。
①新品の電源ボックスを装着
②故障したパソコンからCPU・マザーボード・メモリ・SSD・DVDドライブなどの部品をスリムケースに移植
③動作確認

とりあえず起動はできるようになりましたが、起動画面で英語警告が表示されています。
原因は13年前のパソコンなので、ボタン電池切れが原因のようです。
これは後日ボタン電池を購入して交換すれば直ります。

特に問題なく安定して使えることを確認して、翌日修理したデスクトップをお客様の事務所に再設置する予定です。

見た目が大きなマイクロATXケースから小さなスリムケースに変わりましたが、また数年間は現役で元気に稼働してくれることを願います。