GALLERIA

Windowsブルーバック画面(BSOD)原因診断・大手ゲーミングデスクトップ(ハイエンド)-京丹後市内からの持込診断

京丹後市内のお客様が5月に持ち込まれたゲーミング・デスクトップパソコンに関する診断&故障箇所調査に関する投稿です。
今回は当店でも珍しいハイスペックな構成ですので、少し前の作業ですがご紹介させて頂きます。

もともとは大手通販会社の人気ゲーミングデスクトップを購入され、CPUをより強力なものに自ら換装されたお客様からの依頼でした。
CPU換装後にしばらく正常動作していたらしいのですが、その後システム動作が不安定になったことから、一度バックアップをとってからWindowsのクリーンインストールを試みたところ、何度やってもインストール中の同じ進捗位置でブルーバックが発生し、どうにもならないことから当店に連絡をされたとのことでした。
ゲーミングデスクトップの構成は以下の通りです。

◆ゲーミング・デスクトップパソコン構成
[CPU] Intel Core i9 14900KF / 24コア / 125-253W
[メモリ] 128GB
[記憶装置] SSD(M.2)
[グラボ] Geforce RTX

羨ましいスペックですね。NAOのメインパソコンより遥かに凄い構成で笑えてきました。
こういった症状のパソコンの場合は、まずは記憶装置(SSD)や電源ボックスなどをひとつずつ当店の在庫品と交換して、個々のパーツが正常動作しているかどうかを確認していきます。

当店で在庫のあるSSDと電源ボックスの交換を行った後に、Windowsインストールを行いましたがやはりブルーバックが発生しました。
これで故障箇所はマザー、グラフィックボード(Geforce RTX)、CPUのいずれかであることになります。
ちなみにメモリは4枚挿しですが、お客様が1枚挿しの状態にしても症状は変わらなかったらしいのでメモリに問題は無いと思われます。

今回のお客様は、お客様自身でCPUを換装されるほぼパソコンの知識が高い方でしたので、まずはご自宅で換装前のCPUに戻しブルーバックが発生するかどうかを確認し、CPUの故障判定を最優先に行って頂くことをお願いしました。

後日、お客様からSNSで連絡があり、換装前のCPUにもどしたところ、インストールが正常に行えたとのことでした。
ということは、換装用に新規購入されたCPUに問題があったということになりますね。

既にお気づきの方は多いと思いますが、今回お客様が換装されたCPUは少し前に問題となった「インテル13/14世代問題」の対象となっているCPUです。
Intel製チップのマイクロコード内に不具合があり、アルゴリズムが誤動作し動作電圧の上昇が起こってしまい、CPUを破損させてしまうというあの問題です。
2024年夏くらいに騒ぎとなり、各マザーボードメーカーなどが急遽BIOS対策を行いました。
お客様もこの問題のことは購入前に理解されており、今回のマザーボードにて修正BIOSの更新も既に行われていました。

CPUには保証がありますので、お客様がメーカーと直接修理交換交渉されているとのことでした。

京丹後市や丹後半島地域にお住まいの方で、パソコンの動作不良などでお困りの方は未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせ下さい。
当店では、基本的にどこで購入されたパソコンでも診断させて頂きます。

ゲーミングデスクトップ(GALLERIA)へのM.2 SSD増設-福知山からの持込パソコン

先の投稿で診断したGALLERIAゲーミングデスクトップ(Windowsパソコン)ですが、お客様のご要望で急遽1TBのM.2 SSDを増設させて頂くことになりました。
WD(Westal Digital)製の人気シリーズ(WD Blue)の在庫がたまたまありましたのでそちらを使用することにしました。

まずはこのパソコンのマザーボード型番を調べ、オンラインでマニュアルを探し、M.2スロットの仕様を確認し、このWD製SSDドライブがきちんと性能を発揮できるかを調べてから取り付けを行います。
このパソコンはnVidia社製の人気グラフィックカードGeforceシリーズが搭載されていますので、まずはこちらを取り外し、マザーボード上のM.2空きスロットを目視で確認します。
が、空き状態となっているM.2スロットにはカードを固定するためのスペーサーやネジが取り付けられていません。
GALLERIAを購入された時の箱やら付属品は全て持参頂いたのですが、増設用のスペーサーやネジは無いようでした。
仕方なく当店にあった同じASUS社製のジャンクマザーボードからこのスペーサーやネジを取り外し、そのまま流用してSSDを取り付けて固定しました。

Widnowsを起動し、取り付けたM.2ドライブを初期化しDドライブとして設定します。
続いてドライブの健康診断を行い、最後に読み書き速度を測定し、問題ない速度でデータの読み書きができることを確認して、作業は完了となりました。

未来オフィスNAOでは、普段から出張パソコン修理を行うにあたり、主要パーツの在庫をそれなりに取り揃えています。
京丹後市にお住まいの方で、パソコンの速度アップや容量追加などをお考えなら、お気軽にお問い合わせください。

Windowsブルースクリーン&無限再起動パソコン(GALLERIA)の修理-福知山のお客様

知り合いの方から、Windowsデスクトップにて起動時にブルーバックが表示され、再起動を何度も繰り返してサインインもできないとの連絡を受け、持ち込みパソコン診断させて頂きました。

対象のパソコンはドスパラの人気ゲーミングパソコンである「GALLERIA」シリーズです。
少し古いですがnVidia製の人気グラフィックボードGeforce 1660SUPERを搭載したゲーミングデスクトップですね。

当店で早速起動してみると、Windows更新の進捗表示が表示された後、正常にサインイン画面が表示されました。
自宅だとWindows更新の進捗表示が表示された後にブルーバックが毎回表示されていたとのことですが、とりあえずシステムが不安定という前提でパソコンの状態を確認してみます。

まずは記憶装置ですが、ドライブはM.2のSSDのみの1ドライブ構成です。が・・空き容量が10GBほどしかありません。
これはWindows更新にて空き容量が少なすぎるために、システム関連のファイルが記憶装置に正しく書き込めなかったのかもしれませんね。

不要ファイルを削除し、もう少しだけ空きを作り、続けて記憶装置の診断や速度テストなども行ってみます。
やはり書き込み速度が異常に遅くなっています。本来3000MB/s以上で書き込める性能のSSDなのに600MB/sしか出ていません。5分の1ですね。
ちなみに空き容量の少なくなったSSDは、書き込み速度が異常に低下します。

当店ではパソコンが正常に起動しましたが、上記空き容量不足によりWindowsシステムが不完全な状態である可能性も高いです。
念の為、Windowsイメージファイル修復やWindowsシステムファイルの修復も行わせて頂き、その後に何度がパソコンを再起動するなどして動作確認を行いましたが、正常動作して安定していますので、空き容量が少ないだけで特に問題は無さそうです。
WindowsUpdateにも残項目があったので、それらを自動更新させてからパソコンを再起動させてみましたが全て正常です。

持込パソコン診断・修理はここで完了となりました。

この後続けてSSD増設工事も行わせて頂きましたが、そちらは別投稿となります。

error: