電池

CMOS異常と思われるWindows起動不具合・持込診断・ゲーミングデスクトップ

京丹後市内の一般のお客様より、持込デスクトップ診断のお申し込みがありましたので、その日の夕方に診断を行わせて頂きました。
パソコンはLEVEL∞ (レベル インフィニティ)シリーズのBTOゲーミングデスクトップで、GeforceGTXを搭載したしっかり予算のかけられた構成でした。

トラブル症状は起動不具合であり、電源ボタンを押す前にコンセントを挿すだけで勝手にパソコン内のCPUファン等が作動しますが、画面には何も表示されない症状でした。

まずはマザー、CPU、メモリだけの構成にしてコンセントを挿すと、マザーボード上のVGAランプが点灯したまま、勝手にファンが回りだします。
続いて、上記の構成でグラフィックボードを接続してコンセントを挿しても、現象は同じです。なぜVGAランプが点灯したままなのかが気になります。

その後、ジャンパピンでCMOSクリアしても現象は変わらず。
ボタン電池を外し、その後、グラフィックボードを在庫のものと交換するなどしても現象は変わらず、VGAランプは点灯したままです。
マザーボードの故障が可能性が高いと考えながら、交換したグラフィックボードを元のものにに戻すなどしているうちに、突然パソコンが正常に起動するようになりBIOS画面が表示されました。さっきまで点灯しっぱなしだったVGAランプも点灯しなくなっています。

接触不良などは何度も各パーツを差し込み直したので考えられず、なぜ突然直ったのか?を遡って考えていくと、そういえばボタン電池を外したままにしていることを思い出しました。
どうやら先ほどのジャンパピンのCMOSクリアでは、CMOSがうまくクリアできておらず、電池をしばらく外していたことにより完全にCMOSがクリアされ、出荷時の設定が自動でロードされたものと思われます。

その後、記憶装置などを元通りに接続しなおし、起動後の記憶装置診断などを行い、特に問題は無さそうでしたので診断はここで完了となりました。
今回はCMOSをクリアすることで起動するようになった可能性が高いですが、問題はなぜ突然CMOSが異常になったかという点です。
症状が再発するようなら、マザーボードの故障を疑わなければなりません。

お客様にはしばらく様子見して、症状が再発したらすぐに連絡を下さいとの旨をお伝えし、この日の作業は完了となりました。

パソコンの突然のトラブルでお困りなら、出張パソコン修理のNAOまでご一報下さい。

パソコンが起動しない原因究明&出張修理

このパソコンは前法人時代であった約6年前に私が設置したメーカー製デスクトップです。
電源ボタンを押すと、電源ランプがハードウェア故障を意味する光り方をしました。

こういった場合、まずは故障の原因をとなっている部品を特定します。
接続されている部品を取り外し、パソコンが起動する最小限の構成にして、どの部品に問題があるかを一つずつ確認していきます。
しかし、一番故障の可能性が高いと思われた電源ボックスを交換しても現象は変わらず、一番重要な部品であるマザーボードの故障が疑われる状態となりました。

最後の手段として、マザーボードの設定を初期化する作業を行ってみます。するとパソコンが起動するようになり画面も正常に表示されました。しかし一度システムをシャットダウンすると、その後の起動でまた同様の現象が発生します。原因はマザーボードに取り付けられているボタン電池で確定しました。


通常パソコンに内蔵されているこの電池の残量が寿命で無くなっても、パソコン起動時に英語のエラーメッセージが表示されるだけで起動はするものです。しかしメーカー製パソコンは起動時に独自のハードウェア診断などが組み込まれているので、その診断でエラーとなり正常に起動しなかったんだと思われます。


この日は機材車に積んでいた中古のボタン電池を取り付け、パソコンが正常に動作する状態にして帰りました。
今回の作業時間は現地にて1.5時間です。後日新品のボタン電池に交換して作業は完了となります。

パソコンはメーカーや機種によって、故障時の動作や現象も様々です。
もし京丹後市周辺にお住まいで、パソコンが不安定になり困っている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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