2023年 5月 の投稿一覧

Outlookデータファイル破損の修理(Windows/メール管理ソフト)

先日、京丹後市内のお客様が利用されているノートパソコンが電気屋さん経由で当店に持ち込まれました。
いつも利用しているメール管理ソフトOutlookにて、突然、送受信エラーが発生するようになり、それ以降、メールの送受信が全くできなくなったとのことでした。

まずは当店で初期診断を行います。既に受信したメールは閲覧などできますが、Outlook操作中のレスポンスが悪く、明らかにデータファイルかディスクに問題があるような状態と考えられます。ディスクの診断を行い、ハードディスクや読み書き速度には特に問題はありません。
続けてOutlookのプロファイルを「修復ツール」を使って修復してみますが、送受信不具合は継続します。
この段階でOutlookプロファイルに問題がある可能性が一番高いと考えます。


翌日にメールアカウントのパスワードなどをお客様から取り寄せ、既存の破損していると思われるプロファイルの使用を諦め、新規にプロファイルを作成し、個々のメールアドレス用のPOP3/IMAP設定を追加してみます。
その結果、POP3とIMAPの2つのメールアドレス共に正常に送受信が行えるようになりました。やはりプロファイルの破損が原因ですね。

続けて、既存の部分的に破損しているプロファイルから全メールをエクスポートした後に、新規作成したプロファイルにメールをインポートして、プロファイル間のメールデータの移行を丁寧に確認して作業は完了となりました。

今回の不具合は、ハードウェアなどのトラブルではなく、メールデータの整合性がとれなくなってしまったことによるものです。
データの整合性がとれなくなってしまうことは、突然の停電、Windowsやソフトウェアのアップデートなどの際の配布ソフトウェアの不具合などで稀に発生します。


未来オフィスNAOでは、こういったパソコン上の様々な不具合に対して、豊富な経験と最適な復旧手段を駆使して、トラブル復旧対応や修理を行っています。
わざわざパソコンを買い直さなくても修理や回避できる不具合もたくさんありますので、パソコン、ネットワーク機器、Wi-Fi等でお困りならお気軽にお問い合わせください。

扇風機(DCモーター型)の消費電力と電気代

夏を前に事務所内の扇風機を新調することになりました。
現在はDC型(直流モーター内蔵)のタイプがたくさんありますが、比較的お値段も高めです。
DC型は従来のAC型(交流モーター内臓)のタイプに比べ、電力消費も低く、電気代を気にする方にはオススメのタイプです。

そこでメーカー山善製の扇風機(組み立て型)を購入して、実際の消費電力を計測してみます。
また事務所で昔から使用していた40年前のナショナル製の扇風機の消費電力も併せて計測しています。
ちなみに計測時はどちらも首振り無しの状態です。

◆DC型扇風機(山善/2023年製)
 [風量/消費電力]
  弱(1) / 1W
  中(5) / 3W
  強(9) / 12W

◆AC型扇風機(National/1980年製)
 [風量/消費電力]
  弱 / 24W
  中 / 32W
  強 / 47W

まずはDC型の消費電力の低さに驚きました。特に従来のAC型は「弱」設定でも結構な電力を消費していることを知りました。
DC型の風量中以下の消費電力は待機電力!?と思うほど優秀です。


また、AC型はトルクがあるのが特徴で、風量を変更するとモーターが素早くその設定に合わせた回転数に追従します。
DC型はこのトルクが弱く、風量設定の変更から数秒経ってから設定に合わせた回転数となります。

以下にDC(直流型)とAC(交流型)の私的な比較をまとめておきます。

[電気代] DC > AC
[静音性] DC > AC
[軽 量] DC > AC
[トルク] DC < AC
[風 量] DC < AC

これで事務所の扇風機の消費電力も3分の1くらいになりそうです。
また寝室などで一定の風量で中以下の設定で使用される前提なら、DC型の扇風機をオススメします。

電気代が高騰しだしてから、エアコンの使用時間を控えて扇風機と併せた使い方が注目されています。
製品毎の特徴をしっかりと把握して、賢く利用し、結果として少しでも電気代が下げられたらいいですね。

あ

ライブカメラ遠隔修理(スマホ視聴できる防犯カメラ・システム)

NAOの防犯カメラシステムをご利用のお客様よりスマホからライブカメラの映像が見れないとの連絡がありました。 NAOの防犯カメラシステムは、不具合の原因究明や復旧を遠隔対応可能なシステムです。

不具合の一報を頂いてから直ちにNAOの事務所端末よりお客様のカメラサーバーに遠隔ログインし、不具合の原因を究明しました。 原因は前日のシステム自動アップデートにより、一部ファイルの依存整合性に問題が発生していたことによるものでした。

直ちに整合性問題を解消し、最新のソフトウェアなどに更新を行った後、機器を遠隔から再起動して正常に復旧していることを確認して作業は終了しました。お客様からの不具合連絡から1時間以内には復旧は完了しました。


セキュリティに優れたNASなどのシステムが安価になり普及したことにより、こういった不具合への対応もよりスピーディ&スマートに行えるような時代になりました。

モニタやレコーダーなどが一式となった古いタイプの防犯カメラではなく、プライベートクラウド+スマホ&タブレットで構成される新たな防犯カメラシステムにご興味がある方は未来オフィスNAOまでお問い合わせ下さい。

偽セキュリティ警告画面 - Windowsからの警告を偽装する偽広告に注意

GW明けの朝、お得意様からのSOSを受け、現地にてお客様のパソコン上に表示されている画面(写真の通り)を確認しました。
これは偽のセキュリティ警告画面の実際の画面です。

Windows11のブラウザ(Edge)にて、日々日課となっている大手ポータルサイトのニュース記事などを巡回している際に、とあるバナー広告をクリックしたところ、このような偽セキュリティ警告画面が全画面表示されたとのことです。

大手ポータルサイトには、ページ上に様々な広告が埋め込まれています。しかしこれらの広告には、稀に悪意を持った広告が含まれている場合があります。
この偽セキュリティ警告画面は、一般的に「偽警告」と呼ばれているもので、お客様のパソコンがウイルスに感染しているものと勘違いさせ、表示されている電話番号に電話をかけさせ、遠隔操作やウイルス駆除費を請求するなどの被害をもたらします。


画面だけみると、いかにもWindowsに標準で搭載されているセキュリティ機能があなたに警告しているように偽装していますが、すべて嘘です。
これらの画面が表示されたら、Ctrl+Alt+Delでタスクマネージャーを開き、Edgeなどのプロセスを終了するだけで、警告画面はすべて消えます。
その後に、怪しいプログラムなどがインストールされていないかを確認し、アプリとブラウザコントロールのセキュリティ設定が正しく動作していることを確認します。最後にパソコンを再起動して偽警告画面が再発することがないことを確認して処置は完了となります。

ちなみに当店のお客様でも、これらの偽警告に騙され、表示されている電話番号にうっかり電話をしてしまい、相手の巧みな話術に誘導され、クレジットカードで支払いを行った方や、遠隔操作されシステムに怪しいバックドアを仕込まれた方など、実際に被害を受けられた方がいらっしゃいます。

京丹後市近郊にお住まいで、このような偽警告画面が頻繁に表示されるなどでお困りなら、未来オフィスNAOまでお気軽にお問い合わせ下さい。

Windowsサポート期限とデスクトップOSシェア2023年4月

未来オフィスNAOにて、現在一番多く支援(サポート)させて頂いているパソコンOSは、Windows10、Windows11の順となっています。デスクトップOS以外なら、タブレットやスマホのiOSとAndroidとなります。

Windowsは、現在も業務用デスクトップの世界では独占状態であり、今後もこの使用状況は続くと見られます。 そんなWindowsですが、現在一番多く利用されているWindows10のサポート期限が2025年10月となっており、先日公開された22H2というバージョンがWindows10の最終バージョンとなることがメーカーから発表されました。

現在Windows10をご利用のお客様は、この2025年10月までに、Windows11などの後継OSに環境を移行する必要があります。 OSをバージョンアップすると、インストール済の専用ソフトなどで不具合等が発生する可能性がありますので、バージョンアップを躊躇されている方も多いのではないかと思われますが、いずれサポート期限切れとなってしまいますので、バージョンアップはお早めにご検討下さい。


参考までに、2023年4月時点での最新のOSシェアなどをご確認下さい。

◆デスクトップの基本ソフトシェア
(日本) Windows(68.2%) Mac(13.3%) Linux(0.8%) ChromeOS(0.6%)
(世界) Windows(63.1%) Mac(17.8%) ChromeOS(3.7%) Linux(2.83%)

◆Windowsのバージョン別シェア
(日本) Win10(67.7%) Win11(29.0%) Win7(2.0%) Win8.1(0.8%)
(世界) Win10(71.4%) Win11(23.0%) Win7(3.7%) Win8.1(0.8%)

今後の事務所内パソコンの導入や、現行パソコンの環境整備などでお悩みなら、未来オフィスNAOまでお問い合わせ下さい。

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