扇風機(DCモーター型)の消費電力と電気代

夏を前に事務所内の扇風機を新調することになりました。
現在はDC型(直流モーター内蔵)のタイプがたくさんありますが、比較的お値段も高めです。
DC型は従来のAC型(交流モーター内臓)のタイプに比べ、電力消費も低く、電気代を気にする方にはオススメのタイプです。

そこでメーカー山善製の扇風機(組み立て型)を購入して、実際の消費電力を計測してみます。
また事務所で昔から使用していた40年前のナショナル製の扇風機の消費電力も併せて計測しています。
ちなみに計測時はどちらも首振り無しの状態です。

◆DC型扇風機(山善/2023年製)
 [風量/消費電力]
  弱(1) / 1W
  中(5) / 3W
  強(9) / 12W

◆AC型扇風機(National/1980年製)
 [風量/消費電力]
  弱 / 24W
  中 / 32W
  強 / 47W

まずはDC型の消費電力の低さに驚きました。特に従来のAC型は「弱」設定でも結構な電力を消費していることを知りました。
DC型の風量中以下の消費電力は待機電力!?と思うほど優秀です。


また、AC型はトルクがあるのが特徴で、風量を変更するとモーターが素早くその設定に合わせた回転数に追従します。
DC型はこのトルクが弱く、風量設定の変更から数秒経ってから設定に合わせた回転数となります。

以下にDC(直流型)とAC(交流型)の私的な比較をまとめておきます。

[電気代] DC > AC
[静音性] DC > AC
[軽 量] DC > AC
[トルク] DC < AC
[風 量] DC < AC

これで事務所の扇風機の消費電力も3分の1くらいになりそうです。
また寝室などで一定の風量で中以下の設定で使用される前提なら、DC型の扇風機をオススメします。

電気代が高騰しだしてから、エアコンの使用時間を控えて扇風機と併せた使い方が注目されています。
製品毎の特徴をしっかりと把握して、賢く利用し、結果として少しでも電気代が下げられたらいいですね。

あ

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