パソコンが起動しない原因究明&出張修理

このパソコンは前法人時代であった約6年前に私が設置したメーカー製デスクトップです。
電源ボタンを押すと、電源ランプがハードウェア故障を意味する光り方をしました。

こういった場合、まずは故障の原因をとなっている部品を特定します。
接続されている部品を取り外し、パソコンが起動する最小限の構成にして、どの部品に問題があるかを一つずつ確認していきます。
しかし、一番故障の可能性が高いと思われた電源ボックスを交換しても現象は変わらず、一番重要な部品であるマザーボードの故障が疑われる状態となりました。

最後の手段として、マザーボードの設定を初期化する作業を行ってみます。するとパソコンが起動するようになり画面も正常に表示されました。しかし一度システムをシャットダウンすると、その後の起動でまた同様の現象が発生します。原因はマザーボードに取り付けられているボタン電池で確定しました。


通常パソコンに内蔵されているこの電池の残量が寿命で無くなっても、パソコン起動時に英語のエラーメッセージが表示されるだけで起動はするものです。しかしメーカー製パソコンは起動時に独自のハードウェア診断などが組み込まれているので、その診断でエラーとなり正常に起動しなかったんだと思われます。


この日は機材車に積んでいた中古のボタン電池を取り付け、パソコンが正常に動作する状態にして帰りました。
今回の作業時間は現地にて1.5時間です。後日新品のボタン電池に交換して作業は完了となります。

パソコンはメーカーや機種によって、故障時の動作や現象も様々です。
もし京丹後市周辺にお住まいで、パソコンが不安定になり困っている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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